NICOとスピッツと私と

NICOが先か、Spitzが先か。

ロックロックこんにちは 2017/11/29

毎年恒例、スピッツ主催の

ロックロックこんにちは!は、

今年は冬イベントとなりました。

今年も周りの人の助けを受けて、

ロックロック2日とも参加することができました。

本当にありがとう家族友人後輩。

 

30☆50が夏~秋のツアーになったので

後ろ倒しになったロックロック。(ほそ道も新木場も)

「やらないと思ったでしょ?

意地でもやりますからね、ロックロックは」

とマサムネさんが言ってくれたの嬉しかったな~。

 

二日行ったものの、取り急ぎ書き留めたいのは

ストレイテナースピッツのことなので

主に1日目のことを。

 

以下、ネタバレ扱いにしております。

ご注意ください。

 

 

 

 

 11/29

1組目:ねごと

 

スピッツストレイテナーも評価しているねごと。

やっぱり興味がわかないのは

ギターロックじゃないことと、

ボーカルの声が好きになれないことかな。

ただいつも、1組目に出てくるガールズバンドは

すごいプレッシャーだろうなって思ってます。

好きにはなれないけど、

嫌いだってこき下ろす理由もないし

私はいつもゆるーく踊りながら聞いている。

スピッツのファンはスピッツが出てくるまで地蔵、

みたいなのほんといやだものね。

 

2組目:ストレイテナー

てっきり3組目にくると思ってました。

ドラムに向いているマイクがセンターマイクに見えて、

やたら位置高いなと思ったんだけど(笑)

オカモト ショウは背が高いから特に疑問に思わず。

あと、以前見たOJの場所にマイクがなかったので

OKAMOTO'Sが先だと思い込んでました。

だから「パビリオン:サイエンス」って出たとき

「???????????!!!!!!!!!!」 

ってなりましたよね。

 

OJさんはホリエさんの左隣り、

一般的なギタリストの位置にお戻りになっていた・・・。

私がストレイテナー見てる回数がまだまだ少ないから、

前までの位置が今は固定なのかと思ってた。

しかし何より、太陽の塔のオブジェがないことに

気づくべきでした。

 

 とにかく心の準備ができてなくて

心も体もカタいままなの、ちょっと待って。

思っていても始まるステージ。

 

 1.ROCKSTEADY

ホリエさんがジャラーンとギターを軽く鳴らして、

「旅立ちの時は」と歌い始めたらもう、最高の高揚感。

大きくリズムが刻まれるサビで体を揺らすのが楽しいです。

あ~、ロックロックに来たなって思えました。

「僕らは進まなくちゃ。先を急がなくちゃ」っていう歌詞がすごく好き。

いつまでも変化・進化し続けなくちゃ、

というストレイテナーの姿が見えるようで。

 

2.シーグラス

美しい、本当にこの曲は美しい。

メロディもだし、歌詞一つ一つが綺麗。

いつも私の脳内で、海辺に美女とたたずみながら、

シーグラスを光に透かして、次の言葉を探す

ホリエアツシが浮かんでくる。

最高。その隣でOJが煌びやかにギターを弾いている。

神々しい?眩い?なんかどれも違う。

よくあるファンタジー映画とかで

精霊みたいなものが白い光を放って現れるあのシーンみたいな感じ。

何言ってんだろう?

・・・と思っていると、大サビ前に手拍子始まるの本当に冷める。

楽しみ方はそれぞれと言えど、

この美しい曲に手拍子が必要なのかなあ。

とは言え、気持ちよく漂えて最高でした。

100年後も残っていてほしい歌詞と曲です。

 

3.渚(スピッツカバー)

カバーって、最初のイントロだけじゃ

原曲分からないときもあるけど、

これはすぐわかりました。1秒あったらわかる。

ホリエさんが各地で弾き語ってるのは知ってたけど、

テナーでもやってたのね。

ホリエアツシをもってしても、難しいのかスピッツは。

「半音下げたのに。どういうのどちんこしてるの?」

今後語り継がれる迷言だと思います笑

ひなっちのベースが思っていたより

ずっと原曲に忠実だったというか、

だからこそスピッツ感を残したままのカバーになったのかな。

きっとそれはリスペクトの証。

シンペイさんのドラムが激しくてすごく斬新。

スピッツだと「渚」だけど、テナーだと「渚」って感じ。(伝われ)

 

4.鱗(秦基博カバー)

鱗!私の高校のおもひで。

はたきゅんの鱗は、ベースラインが

とてつもなくエモーショナルな演出をしていて、

それがはたきゅんの歌声と相まって

鱗の絶妙な世界観を作っていると私は思ってて。

亀田政治がした仕事で素晴らしいと思うのは、

この鱗のベースを弾いたことと、

NICOの「かけら」のイントロに

ピアノを入れたことの2点です。←何様

そのベースライン皆無!

気持ちいいくらいストレイテナーひなっち

めっちゃはまってるカバーだと思います。

鱗を知らなかったら「テナーの新曲か~」って

言っちゃうくらいストレイテナーだった。

12/2ライブ行くのでそこでもやってほしいな~。

 

5.月に読む手紙

今年の春にrocks forchileでも聞いていたはずなのに

ロックロックで聞いたらすごい感動しちゃって。

前はbaysideで聞いたけど、あっちの方が音もきれいなのに。

「愛しています、叫びたい 叫びたい」がすごくよかったし、

ひなっちも体を左右に揺らしながら

楽しそうにプレイしてるのとか、

OJのイントロのリズミカルなギターの音色とか。

特にサビの後ろでずっと弾んでいるベースは高揚感をくれていい。

ドラムもそれをしなやかに支えている

一つ一つが正しく落とし込まれて、

ちゃんと曲が大きく息を吸っては吐いて、

生きてる感じがした。

春に聞いたときはあんまり好きじゃない方と思ってたけど、

今めっちゃ好きです。ホリエさんって歌うまいな。

言葉にちゃんと気持ちが乗る人だと思う。

大げさすぎず、リアルな重さを乗せて発してる気がします。

 

6.Melodic Storm

絶対やってくれるって分かってても、

イントロがなると浮かび上がりたくなる!

押し上げてくれるような、頼りがいのある力強い風。

客席とストレイテナーとの間で、

何かを渡しあうようなこの時間が最高に好き。

「blow the Melodic Storm」ってホリエさんが繰り返すところで

いつも泣きそうになる。

光村龍哉 風に言うのなら「涙ちょちょぎれそう」ってやつ。

この強い風に背中を押されたいから、飛び乗る様に手を挙げてみたり。

 

 

テナーは最後に肩を組んで四人で頭を下げるところが

礼儀正しいし、本当に仲良しなんだなって思う。

バンドが続いていく上で、仲がいい(信頼しあえてる)って

本当に大切で本当に難しくて大事なことなんだなあ。

と、インスタでいいね!を押し合うテナーお兄さんたちに

キュンキュンしている私です。

 

ストレイテナーのおかげですごくリラックスできた。

体が柔らかくなった気がする。(気がするだけ)

すごくいい体温でスピッツへと向かっていけそう。

ただ聞き足りなくてワンマン行きたすぎる。

 まずは9mmとの対バンだ。

 

 

今年2回目のOKAMOTO’S

「僕ら90.91年生まれ」だとか、

スピッツは小学校で歌ったくらい(既に有名だった)」

「合唱になると本来マサムネさんにあるはずのない低いところを

男は歌わされる」とかいろいろ言ってて面白かった。

わかる。同世代、完全に同じ時代生きてる笑

 

 

スピッツ(どうぶつパビリオン)

 

1.死神の岬へ

びっくりしすぎて口が閉まらなかった。

しかしこのイントロは死神~しかない。

この曲が聞ける日がくるなんて期待したことも無かった…。

イントロがなったとき勘違い、絶対嘘、と思ったくらい。

ローテクロマンティカ、ヒビスクス、そして死神の岬へ。

3大「岬」が出てくる曲の中で最も明瞭に、

そして繰り返し出てくるのが

そう、死神の岬。ああ、昇天。

幸せでポジティブな歌ではないけれど、いいの私暗いし。

岬、と名付けてくれた親に感謝した瞬間でした。

そしていつまでも変わらない歌声です…。

作曲は確かテっちゃんだったね。

花泥棒と同じようにリズミカルなのに

びっくりするくらい「死」な歌詞乗せちゃう草野マサムネよ。

「愛と希望に満たされ~て~」以降は「すごく疲れた二人」のお話ですが、

死神の岬へ向かうまでの描写が生々しい。

「年老いた野良犬」「ガードレールの傷」が

流れる景色の中に混じって後ろへ消えていく。

生で聞いてもとんでもない歌でした。

 

2.みそか

崎ちゃんのドラムがはじけて、蘇る横浜サンセット(映画)。

ただ「死神の岬へ」ショックでフワフワしてしまって

ちゃんと聞いてたんだろうか私…。

「例え報われないことでも」からの疾走感をいまいち覚えていない。

皆が手を挙げているその腕や指の隙間から見えるメンバーの姿は

しっかりと覚えているんだけど。

憧れの横浜サンセットに思いを馳せて。

 

3.野生のポルカ

このあたりから意識を取り戻す←

ってかこんな序盤にやるんですか!?

今回のセトリどうやって組んだの?

え、もう終わるの?細道かけるの?へ?!ってなった。

リーダー楽しそうだなあ。

死神の岬へショックが抜けきらず、

何の空って言ってたかわからない笑

淀屋橋?なんか橋って聞こえたような。

 

4.歩き出せ、クローバー

長すぎるので独立。別紙参照

wall-1s-beginning.hatenadiary.jp

 

5.三日月ロックその3

ここできたか三日月ロック!!!!

ちいものツアーではスタメンでしたが、

醒めないでも30★50でもやらなかったもんね。

「泣き止んだ邪悪な心でただ君を思う」のところ

憂いがすごすぎて息ができません先生。

あと、脳内の火焔土器に入りきらないほどの

クローバーがどっさりです先生。

要するにまだクローバーの余韻で狂ってる。

 

6.8823

三日月ロックからの8823というこれでもか、

なセトリにも関わらず、依然としてクローバーで頭の中がいっぱい。

みんなが挙げた手の中にマサムネさんが見える。

リーダーが走り回っている。

テっちゃんはメインではなくバックに徹していて、

サビで炸裂するのはギターだけでなく崎ちゃんのギターも同じくで。

何度も見ている光景なのに毎度胸が熱くなるな

マサムネnewギター、相変わらずきらびやかな音色で。

ツアーの感想のときも書いたかもしれないけど

8823のソロの印象も変わったな~。

 

7.1987→

ライブハウスで聞くとまた印象が違う。

盛大にお祝いした30☆50を象徴する曲だけど、

もともとはZepp Nambaよりももっともっと

小さいハコから始まったこのバンドの歴史を思うと、

ライブハウスの方がよく似合う曲だと思いました。

スピッツの曲はどれも会場のスケールを問わないけれど、

スタンディングだからこそ生まれる熱が

確かにあったなって思います。

 

アンコール

 

1.歌ウサギ

これは想定の範囲内ではありますが、

やっぱりうれしい。思い出すな、福岡の夜。

しっとり聞き入っていました。

 

2.ミーコとギター

アンコールこれで終わるつもりなの!?

「ミーコの彼はミーコの彼じゃない」って、

初めて聞いた人は目がテンになるよね。

私もかつてはそうだったからさ笑

「死神の岬へ」で始まって「ミーコとギター」で終わるなんて

タイムスリップでもしたんだろうか。

「今日も~・・・(終わり)  

・・・どうもありがとうございました!スピッツでした!」

!!!!∑(Θ0Θ;)!!!!

そうだろうなと思ったけどやっぱりこれで終わるのね笑

最後の最後に驚き通り越して笑っちゃったよ。

なんか大騒ぎして終わらないところがスピッツっぽいし、

マニアックすぎてロックロックらしくてよかった。

こんなライブ二度と見れないかもしれないし、絶対忘れないよ笑

 

 

最高の夜だった。

緊張を解いてくれたストレイテナーありがとう。

浮かれて乾杯して、帰りの電車間違えちゃったよね。

クローバーは心の中で押し花のしおりにします笑

 

 

補足 ロックのほそ道情報が入ったのでメモ程度に。

 

 ①ロックのほそ道でも

セットリストを構成する曲は同じだった模様。

なので内容的にはロックロックだから

どうこうというのはもしかしたら無いのかも。

ただ曲順が・・・笑

「死神の岬へ」で始まって「ミーコとギター」で終わるって。

二日目からは1曲目を「三日月ロックその3」に変えたりして

どかーんと始めるようになったけど。

1日目のあの会場のどよめき。

うれしい戸惑い。一生忘れない。

 

②マサムネさんから直々に

「あれとあれやらないの?」と言われて

ほそ道でセトリ変えてきたストレイテナー

「COLD DISC」が良すぎる言っていたマサムネさん。

「Altinative Dancer」のことかなって

直観で思ってたけど「DAY TO DAY」まで・・・。

「Altinative Dancer」はストレイテナーにしかできない

カッコよさとユニークさに痺れてるのかなあなんて思うけど、

「DAY TO DAY」は歌詞が素敵よね。

「決められた道を踏み外したら」とか

「歌われることのない想いを音にして鳴らす」とか

なんかマサムネさん好きそう、って思っちゃう。

また曲もいいよね。サビもドラマチックで凄くいいんだけど、

歌いだすまでのちょっと長いイントロで鳴ってる

優しいギター、ベース、ドラムが私はとても好きです。